参考書籍:医療保険は入ってはいけない!
判りやすいけど
【医療保険はただの差額ベット料】には同意だし、
書いてあることは、いちいち正しいことのように思えるが、
同時に、お金は大切という、この人の主張には熱が感じられなかった。
人の気持ちを量れない、冷たい印象。
この方の顧客は、そもそも保険に加入する必要のない
裕福な方々ばかりなんだろうとも思う。
今のご時勢で、なんの提案もなく(実際はそうじゃないだろうが)
貯金をした方が良いとアドバイスは、いかがなものか
ただ、こうるさい生命保険営業と話す際の理論武装にはなるし、
公的医療等を念頭に話してこない保険営業との付き合いを
見極めるには良い本かも知れない。
モラルハザードとアドバースドセレクション
「公的医療保険をもっと使いなさい」との本書の主張は、公的医療保険の観点からは利用者のモラルハザード的心理的土壌とリンクするだろう。
「民間医療保険はあまり加入しないようにしなさい」との本書の主張は、民間医療保険の観点からはアドバースドセレクションの防止となって保険会社の収益向上に繋がるだろう。
本書を読んで思ったのは、著者の主張通りの公的医療の使い方をする人が増えたら、恐らく公的医療は破綻するか、大幅な制度変更を実施するに違いないという事である。別の人も述べておられるが、現状でも公的医療保険は危機的状況であることには留意する必要がある。
ミクロ経済学的に言えば、医療と公的医療保険は共有資源であると考えられる。コモンズの共有地の考え方からすれば、本書で著者が主張することは、あまり公共性の観点からは推奨されるべき考え方ではない。この意味で、本書は罪作りな本であると思う。
著者のバックグラウンドを考えると、本書の趣旨がどのような意図でかかれているかがよくわかる。
医療保険の否定ではありませんでした
中身を読むと、必ずしても医療保険を否定はしていません。
たんに、公的保険を優先した上で、自分の生活設計から無駄のない
保険設計をせよという当たり前のことを仰っているだけです。
いささか、センセーショナルなタイトルは「売らんかな」を感じる
点でマイナスポイントです。
この本の概要、カスタマーレビューを読んで、どう感じますか?
「いまの自分によさそうだ」と感じたら、購入してみては。

医療保険は入ってはいけない!
内藤 眞弓
人気ランキング: 20206位
おすすめ度: 
発売日: 2006-07-27
発売元: ダイヤモンド社